悪徳投資顧問の会社の特徴としては「運営元がはっきりしない」「迷惑メールを配信する」「何かと電話番号を入手しようとする」「サイト上で仕手株の提供を謳っている」「評判が良くない」といった点が挙げられます。

投資顧問会社に限らず、商品を購入したりサービスを利用しようと思った場合には運営している会社をしっかりと調べる必要があります。
インターネット上では誰でも簡単にウェブサイトを開設することができますが、必ず会社概要が記載されており、会社概要をまずは見ることがポイントです。
会社概要そのものが存在しない、または会社概要があっても、その情報が怪しいといった場合には詐欺サイトの可能性があります。
怪しいという点では海外法人の名義であると注意が必要です。
特にタックスヘイブンにある会社の場合には極めて疑わしいといえます。

また日本国内でも会社所在地の住所がバーチャルオフィスや存在しない番地が記載されている場合も注意が必要です。
またインターネット上のショッピングサイトでは会社概要以外に「特定商取引法に関する表示」で会社名や住所、連絡先を表示するようになっています。
ここの情報がはっきりと書かれていない場合には悪徳業者の可能性が高いといえます。

特にテキストデータではなく画像データで表示されている場合には要注意です。
これはインターネットの検索で簡単に引っかからないようにしている可能性が高いためです。
このようなことをする理由は検索によって調べられると同じ住所を使って悪徳行為を行っていることがわかってしまうためです。

また投資顧問会社にメールアドレスを登録したら迷惑メールがやってきた場合にも悪徳業者の可能性があります。
もちろん、その投資顧問が直接迷惑メールを送っているのではなくメールリストを横流ししていることが考えられ、そのような業者は遵法精神がないといえます。
また遵法精神があってもデータ管理がずさんな投資顧問は法人として信用できるものではありませんから利用を避けるのが無難です。
また登録した見に覚えのない投資顧問から勧誘が来た場合にも要注意です。
インターネット上で情報提供をしている投資顧問会社であるにも関わらず何かと電話番号を入手しようとするようなところも迷惑メールと一緒で電話による勧誘が来るリスクがあります。

古典的な悪徳投資顧問会社の中には仕手株の提供を謳っているところは悪徳投資顧問といえます。
仕手株はして集団が意図的に株価を操作するというものですが、仕手株は上手く使えば利益を得ることも可能なものの大半の人はその情報をもとに株式投資を行っても株価を吊り上げることに加担するだけで損をするのが常です。
特に仕手株はその性質上周囲に知られるようなことをしません。
第一に表立って行う、つまり投資顧問会社に情報を流すことは違法である株価操作を周囲に知らせるような行為であるため仕手筋がそのようなことを行うことはありません。
このため仕手株の情報を扱うと謳っているような業者は悪徳投資顧問会社といえます。

悪徳投資顧問による手口はどんなの?

悪徳投資顧問といっても実際のところさまざまな手口がありますが、共通していることは投資家に魅力的な情報を与えて行動させ何らかの方法でお金を詐取するというものです。
直接的に詐取するケースもあれば間接的に詐取するケースもあり、巧妙なものでは詐欺であっても罪に問えないものもあります。

悪徳投資顧問でもっとも知られる手口が仕手株の情報です。
仕手株は仕手筋と呼ばれる集団が資金を動かして株価を吊り上げるなど株価操作をするものです。
株価操作は違法行為ですが日本の株式では保有期間や売買制限が定められていませんので、それが株価操作なのか単なる投機なのかを判別することは極めて困難です。
現実に株価操作で捕まっている者は単独かごく少数で行った場合に限り、仕手筋のように出処が不明でまた多くの人が参加するような場合には示し合わせて購入したとしても株価操作には当たりません。

また株価を操作するために情報を意図的に流す風説の流布も違法ですが、現実に風説の流布で捕まることは極めて稀です。
仕手集団そのものは存在するのですが、仕手株そのものは極めてグレーゾーンでありその存在を公に知られた時点で捕まってしまいます。
このように公になることがないはずの仕手株の情報をあえて流すような投資顧問は、極めてリスクの高い存在といえます。

特に投資顧問の中にも仕手筋と関係のあるようなところもあれば、独自の分析で仕手筋の動きを予測して情報を提供するところもありますが、いずれにしても株価操作に加担させようというのが目的といえます。
このため上がりそうな銘柄を提示しても売るタイミングを教えずに結果的に損失を受けさせることもあります。
ここでポイントなのはその銘柄は値上がりしたという事実であり、その情報は正しいものと錯覚させることで継続的に資金を引き出し続けるといったものになります。

また悪徳投資顧問の中でも、完全に詐欺行為となるのが投資運用業です。
投資運用業では顧客が投資顧問に資金を預けて代理で運用してもらうというものです。
助言とは異なり完全に任せることになりますが、ここで運用実績を過大に報告したり、損失の事実を隠すような最初から詐欺を目的とした業者も存在します。
特に巧妙なところでは最初のうちはしっかりと配当や解約にも応じるなど一見上手く運用しているように見せかけ、さらなる資金の運用を促すというものです。

また新たな顧客の紹介をすることでボーナスがもらえたりするようなところも注意が必要です。
このような場合には投資運用そのものはまったく上手く行っておらず、内状は赤字であるタイミングで残った資金を持って逃亡するといったものです。
逃亡しないにしても詐欺とわかった時にはすべて使い果たしているといったケースもあります。
このような投資詐欺は現在では少なくなっているとはいえ、まったく無くなったわけではありませんから投資顧問を利用するさいにはそのような業者が存在するということを頭に入れておく必要があります。